太陽光発電を設置する際のポイントとおすすめ方法
昨今の電気代の高騰で、「節電しても、また電気代が上がっている・・・」こんなお悩みで、太陽光の設置を検討されている方も多いです。
これまでに自宅屋根、借家やアパート屋根、野立ての太陽光設置などしてきましたが、もっと早く、もっと多く載せればよかったと思っています。
そんな筆者が設置する際の重視するべきポイントとおすすめ方法をお伝えします。
太陽光発電おさらい
全量売電と余剰買電
太陽光発電の売電方法は、全量売電と余剰売電があります。
- 「全量売電」50kW以上の発電所で発電した全てを売る。
この様に分けられて、一般家庭の場合は「余剰売電」です。
売電単価
発電した電気を売却する単価は売電を開始した年によって異なります。
1kWhあたり2022年度は17円、2023年度H16円と年々下がっています。
売電を開始した年の単価で10年間売電するので早い方がお得です。
当てはまる人はちょっと不利
近いうちに売却や賃貸にする事を考えている
数年後に自宅の売却を考えている方は、設置費用の回収が出来ないので、やめた方が良いでしょう。
賃貸で自宅を貸し出すケースも設置費用を賃料に反映しにくく、賃貸借契約中に壊れた場合や発電量が低下した際などトラブル原因も考えられるので、控えておいた方が良いでしょう。
屋根が北向き
太陽光発電は、日光で発電するため、日射量が多いほど発電量が多くなります。
北向き屋根の場合、条件が良いとされる南側の3分の2程度になると言われていて、同じ設置料金だった場合は、初期投資分を回収に時間が掛かります。
豪雪地方や日照時間が短い
豪雪地方は冬季の間、屋根に雪があると発電できませんし、雪が降ってるなど曇りが多いと発電量は低下します。
また、太平洋沿岸に比べて日本海側の地域は日照時間が短く、発電量も少ない傾向にあります。
お住まいの地域や自宅の環境で発電量が変わるので、シミレーションしてみることをおすすめします。
シミレーションサイト
簡単な入力で、目安が分かると思います。見積りとシミレーションは設置業者からも貰えます。
故障や自然災害の被害があったとき
発電設備や周辺機器の故障
故障の際はメーカー保証で修理を検討します。保証期間は10年以上となっていて、もっと長い期間保証しているメーカーも有ります。
また太陽光パネルにはメーカー保証が大きく分けて2つあり、1つが製品保証と、もう1つが出力保証です。メーカーによっては、自然災害補償が付帯していることもあります。
心配な方は見積りの際に、保証が手厚いメーカーを選ぶと安心です。
自然災害の被害
自宅の屋根やカーポートに乗せる場合は、火事や台風、落雷などの自然災害リスクも考えられます。
その場合はすでに加入されている火災保険で補償されます。太陽光パネルを家の屋根やカーポートの屋根に設置している場合、建物の一部と見なされるためです。
火災保険の補償範囲と免責金額をお忘れの方は確認してみると良いでしょう。
まとめ
ここまで読まれてきて、太陽光を設置しようと思った方は設置するポイントをお伝えします。
それは当たり前ですが、ずばり安く設置する事です。多少発電効率が悪くても、初期費用が安い方が始めやすく、回収も早いです。
太陽光発電の余剰買取の場合は、余剰分を売電しますが、その際の利回りを計算する際も初期費用が安くなれば安くなった分だけ利回りが上がります。
その為にはおすすめの方法は相見積もりをして、より良い条件を選ぶことが大切です。
一括見積りで何社かの見積りとシミレーションを比べてみると、自然と理解が深まり選びやすいですよ。