ぜにがめ@1級FP・CFP

〜コツコツが勝つコツ〜

貯金派ですけど、なにか?

資産運用は千差万別なので、元本保証が良い、リスクは取りたくない、損したくないので投資はしたくないとお考えの方も多くいらっしゃるでしょう。

銀行預金で準備する場合について、シミュレーションしてみました。

前回の不足分を積立て準備する場合の、     1,185万円が不足する例で計算します。

不足分を5%複利で10年積立てする場合は、 1,185万円×0.080(10年5%減債基金係数)=95万円の毎年積立てが必要となります。   毎月8万円程。

年利0.1%で準備する場合は、         1,185万円×0.1(10年0.1%減債基金係数)=119万円が毎年積立てが必要です。     毎月10万円程。

積立て額を増やせる方を除くと、考えられる 方法は主に2つです。

  • ①積立期間を延ばす

65歳ではなく、67歳まで積立てる場合は、 1,185万円×0.083(12年0.1%減債基金係数)=98万円となり、毎月8.2万円ほどです。

68歳までだと、            1,185万円×0.076(13年0.1%減債基金係数)=90万円となり、毎月7.5万円ほどです。

2~3年長く積立てれば、目標金額の2,000万円になりそうです。    

  • ②目標金額を下げる

次は、積立期間を延ばせない場合は目標金額を下げるという選択も有ると思いますので、2,000万円から200万円ほど下げて1,800万円にして計算してみます。

1,185万円ー200万円=985万円で計算すると、

985万円×0.1(10年0.1%減債基金係数) =98.5万円となるので、こちらも毎月8.2万円ほどになります。

何歳まで働くかという事にもなってくるので、こちらも千差万別です。個別面談では、そういった事も考慮してリタイアメントプランを考える事になります。

次回は、これだけ貯めたけど、いくらずつ、何歳まで取り崩せるかを考えてみたいと思います。