ぜにがめ@1級FP・CFP

〜コツコツが勝つコツ〜

老後資金を資産運用

準備した2,000万円を銀行預金0.1%で、取崩した場合、この取崩した金額と年金だけでは、足りずに、生活費の見直しが必要だと感じた方もいると思います。

支出を減らす事には、限界があります。   運用しながら取り崩すという、貯めてからの資産運用は考えていなかった方も多いと思います。

資本回収係数を使って計算してみました。 (〇〇円を×年間で取り崩すと、毎年の受取額はいくらになるか)

銀行預金しながら取り崩すか、資産運用しながら取り崩すかの比較を、計算してみます。

前回の0.1%で65歳から100歳までの35年間取り崩す例だと、             2,000万円×0.029(35年0.1%資本回収係数)=58万円/年、毎月だと4.8万円程でした。

では、5%で複利運用しながら取り崩すと、       2,000万円×0.061(35年5%資本回収係数) =122万円/年、毎月だと10万円程です。

5%ではなく、よりリスクを減らし2.5%でも、2,000万円×0.043(35年2.5%資本回収係数)=86万円/年、毎月だと7.2万円程です。

虎の子の老後資金である事を考えると、かなり勇気のいる選択だとは思います。

しかし、まとまった資金という強力な武器をお持ちの方は、資産の無い方に出来ない選択肢をお持ちだという事です。

老後資金を資産運用しながら取り崩すという事もお考えになられてはいかがでしょうか?