自動車の盗難
高級車や盗難率の高い車や乗られている方は、心配されている方も多いと思います。
「まあ、自分は大丈夫だろう」 そう思われている方もいると思いますが、 無くなってからでは、時すでに遅しです。
以前、自宅の駐車場でランドクルーザーを、 盗られました。田舎だから大丈夫、車庫に入れてあるからなど、油断していると狙われます。 他人事ではありません、あなたの愛車も気をつけて下さい。
そこでちょっとしたアドバイスを…
自動車盗難・防犯5か条
①車を離れる時は必ずキーを抜く
②窓は完全に閉め、ドアをロックする
③車内に貴重品を置かない
④路上駐車はしない
⑤車内やバンパーの裏側にスペアキーを置かない
「そんなのは当たり前!」と思っていらっしゃるでしょうが、盗難に遭った人の約4割がキーをつけたままの状態でした。
各種の防犯グッズが販売されていますが、まずは日ごろからの心がけである程度は防ぐことができます。 ハンドルロックなどは視覚的にも防犯効果高いと言われていますね。
自宅駐車場も安心して保管できる様に、夜間も明るい駐車場にする、センサーライトの設置、砂利引きにしたり、シャッター付き車庫にするなどをおすすめします。
ただ、気を付けていても自動車の窃盗被害は無くなりませんので、自動車保険の車両保険はセットしている方が多いと思います。
そこでポイントは車両保険の設定金額です。 特に個人の方だと最近は、3年契約されている方も多いので、今、何年目で車両保険の金額はいくらか覚えている方は少ないと思います。 これを期に確認しておく事をおすすめします。
車両保険金額が大きい程、1年目、2年目、3年目と差が大きくなります。 昨今の中古車市場の高騰だと実際の市場価格とズレが生じているケースも有ります。
もし盗まれて、保険金で新しく注文しても、 最近は納車まで長期間掛かるケースが多く、 レンタカーが必要だったり、人気車種の場合は注文停止している事も有りますので、出来る限りの盗難防止に気をつけたいところです。
火災の原因1位
火災の原因1位は放火です。 年末年始で旅行や、帰省で長期間家を不在にする時は、普段より気を付けたいところです。
火災予防に関する注意点6点挙げておきます。
- ①コンロのそばを離れるときは必ず火を消す。
- ②タコ足配線はやめる。
- ③ストーブには燃えやすいものを近づけない。
- ④吸殻の始末は確実に。
- ⑤火遊びは絶対にさせない。
- ⑥家の周りに燃えやすい物を置かない。
建物火災の約7割は住宅火災だと言われております。放火だと自分で気を付けていても、防ぎ様が有りません。
物騒な話をもう一つすると、旅行や帰省で長期間不在だと、火災以外にも空き巣被害も多くなります。
空き巣被害にあった場合は、火災保険に盗難補償が付いていれば保険金受け取れます。
壊されたカギやドア、ガラスなどは建物、盗まれた物は家財保険の対象です。
盗難って付いてたっけ?家財は入ってたっけ?火災保険の補償内容の見直しをされてはいかがでしょうか。
今年こそお金を貯める
新年に新調する財布は、「春財布=(お金が)張る財布」と言われ風水では縁起が良いとされています。
今年こそお金を貯めると決意される方も多いと思います。しかし、毎年、振り返ってみると、何に使ったか憶えてないけど、あまり貯まらなかった・・・という方も多いのはないでしょうか。
そこで、家計簿をつけてみましょう!といっても、めんどくさくて続かない人に、オススメがあります。
それは(お財布=口座)を3つに分けるです。
- ①使う口座(2~3か月分生活費)
生活費として、いつでも引き出せる口座に入れておきます。めんどくさい方は給与振込がある普通預金口座をそのまま使うといいでしょう。医療保険など準備していない方や、自営業の方はもう少し余裕をもって残しておくと良いと思います。ただし、先に②貯める口座と③増やす口座に分ける事が重要です。
- ②貯める口座(数年)
住宅購入や車の買換えなど数年以内に使う予定のお金は、生活費口座とは別で貯めていきましょう。定期預金や、国債など有りますが、個人的には社債とかおもしろいと思います。強固な意志を持った方以外は、すぐに引き下ろせないというところがポイントになります。
- ③増やす口座(老後資金)
老後資金のような将来使うお金は、長期的にコツコツと貯めるに加えて、複利の力を使って増やすという事が大事になってきます。 iDeCoやNISAなどまだやっていない方はこれを期に証券口座を作ってみてはいかがでしょうか? 節税メリットを活かし、投資信託やETFを使って株式、債券、不動産、国内、海外と世界に分散投資する事も容易です。
資産形成に関しては、いろいろな考えや方法がありますし、人により合う合わないも有るので、自分が選択して実行していくしかありません。最後まで読んで頂いたあなたのマネーリテラシーの向上につながれば嬉しいです。
出来ることからコツコツとがんばっていきましょう!
老後資金を資産運用
準備した2,000万円を銀行預金0.1%で、取崩した場合、この取崩した金額と年金だけでは、足りずに、生活費の見直しが必要だと感じた方もいると思います。
支出を減らす事には、限界があります。 運用しながら取り崩すという、貯めてからの資産運用は考えていなかった方も多いと思います。
資本回収係数を使って計算してみました。 (〇〇円を×年間で取り崩すと、毎年の受取額はいくらになるか)
銀行預金しながら取り崩すか、資産運用しながら取り崩すかの比較を、計算してみます。
前回の0.1%で65歳から100歳までの35年間取り崩す例だと、 2,000万円×0.029(35年0.1%資本回収係数)=58万円/年、毎月だと4.8万円程でした。
では、5%で複利運用しながら取り崩すと、 2,000万円×0.061(35年5%資本回収係数) =122万円/年、毎月だと10万円程です。
5%ではなく、よりリスクを減らし2.5%でも、2,000万円×0.043(35年2.5%資本回収係数)=86万円/年、毎月だと7.2万円程です。
虎の子の老後資金である事を考えると、かなり勇気のいる選択だとは思います。
しかし、まとまった資金という強力な武器をお持ちの方は、資産の無い方に出来ない選択肢をお持ちだという事です。
老後資金を資産運用しながら取り崩すという事もお考えになられてはいかがでしょうか?
長生きリスク
老後資金いくら準備したら良いのか、準備した老後資金はいつまで足りるのか?と不安な方もたくさんいらっしゃると思います。
長生きをリスクと捉えれている方に、対して一緒に考えてみます。
今回は資本回収係数を使って計算してみます。 資本回収係数(〇〇円を複利運用しながら×年間で取り崩すと、毎年の受取額はいくらになるか)
65歳で2,000万円を準備して銀行預金0.1%で取り崩す例を、2つの視点から計算してみます。
- ①毎月10万円ずつ取り崩したい・・・
2,000万円×0.059(17年0.1%資本回収係数)=118万円なので17年程で無くなる計算です。
65歳から17年だと82歳まで受け取れる事になります。
厚生労働省が発表している令和3年簡易生命表によると、男性の平均寿命81.47年、女性の平均寿命は87.57年ですので、不足してしまいます。
- ②節約しながらでも良いので、〇〇歳まで受け取りたい・・・
90歳まで受け取りたい場合は、 2,000万円×0.041(25年0.1%資本回収係数)=82万円/年間なので、毎月6.8万円程取り崩せます。
女性の2人に1人は90歳以上まで生きると言われていますので、100歳で計算してみると、2,000万円×0.029(35年0.1%資本回収係数)=58万円/年間なので、毎月4.8万円程取り崩せます。
4.8万円程取り崩しながら、90歳の時に亡くなってしまった場合は、単純計算で58万円×10年=580万円程は残る事になります。
葬儀費用や生命保険に入っているか、自宅不動産の売却など相続を考える際にも一度、考えてみられてはいかがでしょうか?
貯金派ですけど、なにか?
資産運用は千差万別なので、元本保証が良い、リスクは取りたくない、損したくないので投資はしたくないとお考えの方も多くいらっしゃるでしょう。
銀行預金で準備する場合について、シミュレーションしてみました。
前回の不足分を積立て準備する場合の、 1,185万円が不足する例で計算します。
不足分を5%複利で10年積立てする場合は、 1,185万円×0.080(10年5%減債基金係数)=95万円の毎年積立てが必要となります。 毎月8万円程。
年利0.1%で準備する場合は、 1,185万円×0.1(10年0.1%減債基金係数)=119万円が毎年積立てが必要です。 毎月10万円程。
積立て額を増やせる方を除くと、考えられる 方法は主に2つです。
- ①積立期間を延ばす
65歳ではなく、67歳まで積立てる場合は、 1,185万円×0.083(12年0.1%減債基金係数)=98万円となり、毎月8.2万円ほどです。
68歳までだと、 1,185万円×0.076(13年0.1%減債基金係数)=90万円となり、毎月7.5万円ほどです。
2~3年長く積立てれば、目標金額の2,000万円になりそうです。
- ②目標金額を下げる
次は、積立期間を延ばせない場合は目標金額を下げるという選択も有ると思いますので、2,000万円から200万円ほど下げて1,800万円にして計算してみます。
1,185万円ー200万円=985万円で計算すると、
985万円×0.1(10年0.1%減債基金係数) =98.5万円となるので、こちらも毎月8.2万円ほどになります。
何歳まで働くかという事にもなってくるので、こちらも千差万別です。個別面談では、そういった事も考慮してリタイアメントプランを考える事になります。
次回は、これだけ貯めたけど、いくらずつ、何歳まで取り崩せるかを考えてみたいと思います。
貯金or投資?
2,000万円を準備するのにいくら必要か前回、現価係数を使って計算しました。
55歳の方が65歳時点で2,000万円準備するには、年利5%で複利運用すると、いくらの元金が必要か計算しました。
2,000万円×0.614(10年5%の現価係数)=1,228万円の元金が必要となります。
元金の不足分を積立てて準備します。 年利5%と0.1%で比較すると、
500万円の元金を準備している方は、 500万円×1.629(10年5%の終価係数) =815万円になります。
2,000万円-815万円=1,185万円の不足分を、積立てます。
不足分を5%複利運用で積立てする場合は、1,185万円×0.080(10年5%の減債基金係数)=95万円の毎年積立てが必要で、月8万円程。
年利0.1%で準備する場合は、 1,185万円×0.1(10年0.1%の減債基金係数)=119万円毎年積立てが必要で、月10万円程。
この差額を見てどう感じましたか?
計算結果を見ても、損したくない、不安という方は、今までと同じ銀行預金等で準備したいと思う方も多いと思います。
人によってリスク許容度は違いますので、次回は、銀行預金で貯めるという方に対して、パターン考察してみたいと思います。